CADオペレーターのココがつらい!しんどい理由と解決策を現役が解説
CADオペレーターの仕事、結構つらい。ずっと続けていけるかな?
CADオペレーターがしんどいのって、私だけ?
CADオペレーターの仕事を続けていると「CADオペレーターにならなければよかった」なんて思うこともありますよね。
仕事がつらいと思うのはなぜか、自分でもうまく言葉にできなくて、悶々としていませんか。
そこで今回は、長年建築業界で仕事をしてきた私が、CADオペレーターの仕事がなぜしんどいのかを深掘りしていきます!
CADオペレーターの仕事を楽にするためのアイディアも紹介しますので、ぜひご覧ください。
- CADオペレーターがつらい!しんどい!と言われる理由
- CADオペレーターがつらいと思ったときの対策
- CADオペレーターが転職するときの選択肢
CADオペレーターがつらい理由7選
CADオペレーターがつらい!しんどいと思う主な理由には、以下の7つがあります。
- ミスが0になるまで図面が終わらない
- 納品前は残業が続く
- 建築の知識をつける必要がある
- 設計・現場・営業に挟まれる
- 職場によってはルーティンワークになる
- 長時間のPC作業が続く
- 将来性がみえない
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ミスが0になるまで図面が終わらない
CADオペレーターは、図面の中に間違えている箇所が1つでもあれば修正を指示される仕事です。
図面中の高さや幅、取り付け位置などは、直接、施工に関わる重要な情報です。
1つのミスが大きな問題を引き起こすこともあるため、慎重さを求められます。
高い精度が求められるため、プレッシャーを受けて疲れてしまうCADオペレーターもいます。
設計者やクライアントからの修正依頼が何度も何度も続き、ミスがなくなるまで修正しなければならないことが、つらいと思う人もいます。
納品前は残業が続く
建築設計の現場では、クライアントの要望や設計者の指示による変更や修正が頻繁に発生するため、残業があることもあります。
忙しい職場では、1つ終わってもまた次と、新しい仕事が入り、息つく間もない状況になるなんてことも。。。
その中でも納期を守らなければならないため、緊張感が職場に漂うことも少なくありません。
『定時で帰れる職場に勤めたい。。。』
と思ったことが、私も何度もありました。
建築の知識をつける必要がある
CADオペレーターには、CADの操作スキルだけでなく、業界ごとの専門用語や知識が求められます。
設計との打ち合わせ内容を元に図面を作成するため、建築や施工のことを学び続けるのも仕事の1つです。
わからないことがあれば、その都度設計士に確認し、しっかりと覚えていかなければなりません。
ちなみに私は、住宅設計から設備設計に転職したときが一番勉強に苦労しました。
RC造の梁伏せの読み方から空調換気図、配管図に電気図と、すべてが覚えることだらけで必死でした。
建築の仕事に携わる限り、勉強し続けることは避けられないかもしれません。
設計・現場・営業に挟まれる
CADオペレーターがつらいと感じる理由の1つに、現場、営業の3人に挟まれることがあります。
私も、設計者の指示に基づいて作成したのに、現場管理者から「おさまりが悪い」とか、営業部長から「配管位置の見栄えが悪い」など、直接フィードバックを受けた経験があります。
違う立場の人がチェックするたびに、図面の修正が入ることもありますね。
いつまでも終わらない修正作業に、うんざりしてしまうこともあります!
職場によってはルーティンワークになる
大手企業などでは、同じような図面を大量に作成するためルーティンワーク化することがあります。
私も、住宅メーカーの3Dパースを作成していた方から、よくこの悩みを聞いていました。
毎日が同じ作業の繰り返しで創造性や工夫することもなく、次第にやりがいを感じなくなり、離職していく人もいます。
繰り返しが続く作業はモチベーション低下につながってしまうため、CADオペレーターにとっては課題の1つと言えるかもしれません。
長時間のPC作業が続く
CADでの製図作業は、基本的にデスクワークが中心です。
長時間PCを使い、同じ姿勢で作業を続けるため、体に負荷がかかります。
細かい図面を書くことで集中力も使いますし、首や肩こりなどに悩む人も少なくありません。
デスクワークに慣れていないと、つらいかも。。
将来性がみえなくてしんどい
CADオペレーターが難しいと感じる理由の1つに、このまま続けていいのだろうか漠然とした不安を抱くことがあります。
CADオペレーターは技術職ではありますが、企業によっては仕事の幅が広がらず、キャリアの頭打ちにあうことも少なくありません。
ただの図面描きしか任されないような職場なら、転職するのが得策です。
このまま続けても、自己成長やが見込めないと気づいたときは、転職のベストタイミングです!
CADオペレーターはやっぱりしんどい!転職の手段3つ
CADオペレーターがつらい、しんどいと思ったときには、転職するという方法があります。転職の手段には、以下の3つがあります。
- 違う会社でCADオペレーター職に就く
- 設計職で転職する
- 他業種に転職する
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
違う会社でCADオペレーター職に就く
メリット | デメリット |
業界知識を活かせる 即戦力として評価される | CADを辞めたい場合は解決にならない 転職先の環境が合わないリスク キャリアの幅が広がらない |
CADオペレーターは続けたい!けど今の職場には疑問があるという場合は、他の会社への転職を視野に入れてみてください。
一言で建築のCADオペレーターが働ける職場といっても、業種はさまざまです。
- 住宅メーカー
- ゼネコン
- 設計事務所
- リフォーム会社
- 設備メーカー
- エクステリア施工会社
- 内装設計
- 設備設計
そして、福利厚生やスキルアップのサポートなど、企業によって取り組みが異なるため、希望の働き方ができる可能性もあります。
納得のいく職場をみつけるためにも、たくさんの募集案件に目を通してみてください。
特に、CADオペレーターが転職するなら、建築業界に特化した転職エージェント『建築転職』がおすすめです。
建築転職では、転職コンサルタントが、あなたの実績から希望条件にあった転職先を提案してくれます。
建築特化型の転職エージェントをフル活用して、自分にあった職場を探しましょう。
設計職で転職する
メリット | デメリット |
収入が上がりやすい 設計のスキルが身につく 創造的な仕事ができる | 責任が重くなる 仕事内容が増える |
CADオペレーターとして勤務していた経験があるなら、設計職へのステップアップを目指すのも方法の1つです。
設計職なら、ルーティンワークに悩むこともありません。
図面作成だけでなく、打ち合わせや企画もできて、業務の幅も広がります。
業務の責任が増えることは避けられませんが、何をするにもリスクはつきもの。
キャリアアップを目指したい方や自分の能力を試したい方には、設計職がおすすめです。
収入アップのための転職をするなら、 『パソナキャリア』がおすすめです。
全国展開している転職エージェントに登録して、転職先候補の母数を増やしましょう!
他業種に転職する
メリット | デメリット |
キャリアが広がる ワークライフバランスが改善する可能性がある 自分に合った職種に挑戦できる | CADのキャリアが途絶える 職種によっては給与が下がる |
CADオペレーターの仕事が辛いと感じるときには、他の業種への転職も一つの選択肢です。CADオペレーターとして培ったスキルは、他の分野や業界でも活かせます。
また、職場環境も変わるため、これまでとは違った視点でやりがいを見つけられるはずです。
異業種への転職はリスクもあるため、まずは副業から始めてみるのがおすすめです。
もし、他業種にするならCADオペレーターと相性がいいのはWeb系の職種です。
Web業界は、業界自体が伸びていてリモートやフレックスなど柔軟な働き方ができるという特徴があります。
まずは無料相談を受けて、Web業界で自分がどんな働き方ができるのか探してみてください。
CADオペレーターがつらいと感じたときの改善策3つ
CADオペレーターがつらいと感じたとしても、すぐには転職できないというケースのほうが多いかもしれません。
そんなときの改善策としては、以下の3つがあります。
- スキルアップを図る
- 上司や先輩に相談する
- ストレス解消する
それぞれについて、詳しく解説します。
スキルアップを図る
CADオペレーターが単調すぎてつらい、つまらないと感じたときの改善策として、スキルアップを図るのも方法の1つです。
もしCADの仕事に飽きがきてしまった場合は、次のステップを目指してみてください。
わかりやすい方法としては、CADやインテリアコーディネーターの資格を取得する方法があります。
また、設計や建築の知識を深めていくと、設計者との会話がスムーズになり効率アップすることもあります。
スキルアップは、昇進や転職市場での価値を高めることにもつながりますよ!
上司や先輩に相談する
もし、今抱えている問題が、上司や先輩に相談することで解決できそうなら相談してみるのも方法の1つです。
つらい原因が業務量であれば、業務の割り振りを再検討したり、サポート体制を強化するなどの対応が考えられます。
また、対人関係の悩みが原因であれば、チームの編成を変更するなど、状況に応じた対策をとってもらえる可能性がありますよ。
ストレス解消をする
CADオペレーターがつらいと感じたときの改善策には、ストレス解消も有効です。
休みの日にリフレッシュすることは、平日の集中力を高めることにもつながります。
リラックスする時間をしっかり確保して、自分を大切にすることを忘れないでください!
辞める辞めないを決める前に、一旦、気持ちをリセットしてみてはいかがでしょうか。
CADオペレーターがつらいときは転職も視野に入れよう
CADオペレーターの仕事には、技術や忍耐力が求められ、納期やミスに対するプレッシャーの負担があります。
しかし、今、積み上げている実務経験は、次のキャリアを選ぶときに必ず役に立ちます。
同じ業界で転職するときはもちろん、違う職種に転職する場合でも、仕事に対してきちんと向き合っていることは、決して無駄にはなりません。
まずは一度、気持ちをリセットしてどうすべきかを考えてみてください。
もし、今の職場でつらい気持ちを払拭できないなら、転職するのも方法の1つです。
転職エージェントに登録していろんな求人をみて、次のキャリアへの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。