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CADオペレーターの時給相場は?雇用形態別の年収も解説

CADオペレーターの時給相場
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CADオペレーターとして働きたい方にとって、一番気になるポイントが時給ではないでしょうか。

建築女子
建築女子

気になっている求人があるけど、相場と比べて低い?高い?

CADオペレーターは雇用形態も複数の選択肢があり、働き方によって時給も違います。

建築CADオペレーターの私が解説します!

建築CADオペ|コハク
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そこでこの記事では、CADオペレーターの時給や雇用形態別の年収相場や、時給アップするための6つの方法を解説します。

この記事でわかること
  • CADオペレーターの時給相場
  • CADオペレーターの雇用形態別の年収相場
  • CADオペレーターが時給アップする方法

CADオペレーターの時給相場は?

まず気になるCADオペレーターの時給相場について、以下の働き方に分けて解説します。

雇用形態時給相場
パート・アルバイト1,000円〜1,700円
派遣社員1,500円〜1,800円

時給制で働く方法の2種類に分けて、それぞれの時給相場をみてみましょう。雇用形態による特徴についても解説します。

パートの場合

CADオペレーターのアルバイトやパートの平均時給は1,000円〜1,700円と幅があります。アルバイトやパートの場合は、任される仕事の内容によって時給が大きく変わります。

未経験でもCADオペレーターのアルバイトやパートの募集はありますが、経験レベルや見取り図や設計図を一から作成できるなど、技術レベルによっても時給に差がでます。

また、アルバイトやパートは補助的位置にあることが多いため、時給としては低い傾向にあります。

未経験からCADオペレーターとしての経験を積みたい場合におすすめの働き方です。

派遣社員の場合

CADオペレーターの派遣社員の平均時給は1,500円〜1,800円ほどが相場です。

派遣社員は直接雇用ではなく派遣会社に雇用され、派遣会社から給与が支払われます。

派遣会社を通すため、アルバイトやパートに比べて時給が高い傾向があります。

また、CADオペレーターの派遣社員は、時給交渉がしやすいという特徴があります。

定期的に実施される面談時に時給アップや待遇について相談することが可能です。

派遣社員の場合、基本的には、3年以上同じ職場で働けません。

無期雇用派遣への切り替えを検討しましょう。

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場合によっては、時給交渉を代行してくれることもありますよ。

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CADオペレーターの時給からみる雇用形態別の年収相場

CADオペレーターの年収相場を、以下の雇用形態に分けて解説します。

雇用形態平均年収
アルバイト・パート約120〜249万円
派遣社員約300万円
契約社員約216万円〜360万円
正社員約461.8万円
業務委託(フリーランス)約450万〜460万円

それぞれのケースについて詳しくみていきましょう。

アルバイト・パート

先述したとおり、平均時給は1,000円〜1,700円が相場です。数時間のパートから、フルタイム勤務など幅広い働き方があります。

アルバイトやパートは、勤務時間や日数によって年収が大きく変わります。

下表に、時給と勤務時間による年収相場をまとめました。

勤務時間年収
月100時間(5時間/20日)約120万~156万円
月140時間(7時間/20日)約168万~218万円
月160時間(8時間/20日)約192万~249万円

勤務時間により幅はありますが、CADオペレーターのアルバイトやパートの平均年収は約228万円(*1)です。

正社員CADオペレーターの年収相場461.8万円(*2)と比べると、233万円ほど低いことがわかります。

アルバイト・パートの場合、年収にボーナスが含まれないことが影響していることが見て取れます。

年収は低いかもしれませんが、勤務時間が短くプライベートの時間が取りやすい働き方です。

建築CADオペ|コハク
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(*1)出典:労働時間制度の現状等について|厚生労働省
平均年収は求人情報の時給の平均額に2021年の国内年間総実労働時間平均1,633時間を乗じて算出

(*2)出典:job tag 職業情報提供サイト(日本版O-NET)CADオペレーター|厚生労働省

派遣社員

派遣社員の場合、アルバイトやパートに比べて時給が高いため、平均年収は約300万円です。派遣社員の時給は、就業先や残業の有無などによって差があります。

また、CADの資格者限定など、特定の募集項目がある求人は2,000円以上の高額時給になるケースもあり、年収は384万以上になることもあるでしょう。

CADオペレーターの派遣社員の主な業務内容は、CADを使って設計士の指示内容を図面に落とし込む業務や、図面の修正業務などです。

派遣社員の場合は、フルタイムで働くケースが多い分、年収相場は高めです。

建築CADオペ|コハク
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契約社員

CADオペレーターの契約社員も派遣社員と同じく、勤務期間が3年と決まっています。

派遣社員との違いは、派遣会社か、企業のどちらに雇用されているかという点です。

平均月収は18万円〜30万円程度で、年収にすると平均216万円〜360万円が目安となります。

CADオペレーター契約社員として満了後、正社員として雇用されることも多く、正社員となればボーナスや手当などがつくため、年収が高くなる傾向にあります。

出典:労働契約期間の上限について|厚生労働省

正社員

正社員として働くCADオペレーターは、初任給で約21万円、月給平均は約46万円程度です。

また、厚生労働省のデータによると求人賃金の平均は25.3万円。年収にすると約461.8万円が相場です。

中途採用の場合は、即戦力として活躍できるCADオペレーターを求められるケースが多いでしょう。

また、CADオペレーターとして入社しても、将来的に設計士やデザイナーとして活躍することを期待される場合もあります。

将来的にキャリアアップしたい人やボーナスがほしい人は正社員がおすすめです!

建築CADオペ|コハク
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出典:job tag 職業情報提供サイト(日本版O-NET)CADオペレーター|厚生労働省

業務委託(フリーランス)

CADオペレーターは業務委託、いわゆるフリーランスでも働くことができる職業です。

契約にもよりますが、在宅で働くのが一般的です。

CADオペレーター全体の14.5%はフリーランスとして活躍しています(※3)。

報酬は業務内容取引先によって異なりますが、正社員と同程度の450万〜460万円程度が多いようです。

フリーランスの場合は、図面の質を担保し、取引先と信頼関係を築いて仕事を評価してもらえるかが肝心です。

(※3)出典:job tag 職業情報提供サイト(日本版O-NET)CADオペレーター|厚生労働省

【実体験】フリーランスのCADオペレーターがメリット・デメリットと年収について解説
【実体験】フリーランスのCADオペレーターがメリット・デメリットと年収について解説

CADオペレーターは時給に関わらず専門知識が求められる

CADオペレーターは時給や雇用形態に関わらず、専門知識が必要です。

住宅建築なら住宅設計の知識を、設備設計であれば、設備の知識が求められます。

ただ図面を描くだけでなく、設計士から何を求められてどう描けばいいのかを意識しながら仕事をする必要があるためです。

経験や資格がなくても始めることは可能ですが、派遣社員や契約社員であっても未経験の場合は高い時給は望めないことも少なくありません。

建築の専門用語が飛び交う職場で、戦力として働くためには経験を積んでいくことも大切です。

実務経験を積んでいけば、時給交渉がしやすくなることも

実務を通して学ぶこともできるため、自分が携わっている施工について率先して勉強する姿勢を持ち続けていくことをおすすめします。

施工や納まりを理解しているCADオペレーターとなれば、職場で重宝される存在となり、結果的に時給アップにつながることが期待できます。

CADオペレーターが時給アップする6つの方法

CADオペレーターの時給をアップするには、以下の6つの方法が考えられます。

CADオペレーターの時給をアップする方法
  • 雇用形態を変える
  • 使用できるCADソフトの幅を広げる
  • 資格を取得する
  • コミュニケーション能力を高める
  • 時給アップの交渉をする
  • 時給が高い職場に転職する

では、それぞれの時給アップ方法について見ていきましょう。

雇用形態を変える

CADオペレーターの雇用形態を変えることで、時給アップに繋げることができます。

アルバイト・パートなら派遣社員へ、派遣社員なら正社員へと働き方を変えることで年収が上がる可能性があります。

また、CADオペレーターのフリーランスでも自分の努力次第で高い報酬が得られる可能性があります。

派遣社員の場合は、コーディネーターが待遇や時給の交渉を行ってくれることがあります。

転職するときに転職エージェントを通すと、時給交渉を依頼することも可能です。

建築CADオペ|コハク
建築CADオペ|コハク

しかし、雇用形態によってプライベートと仕事のバランスが変わることもあります。

時給を重視するのか、休みの取りやすさを大切にするかなど、自分に合っている雇用形態を選ぶ必要があるでしょう。

使用できるCADソフトの幅を広げる

CADオペレーターで時給をアップさせる方法として、CADソフトの数を増やすのも、有効な手段でしょう。

使用できるCADソフトを増やすことで、就職先の選択肢を広げ、より時給の高い職場を選ぶことができます。

以下に、建築業界で使われる主なCADソフトをまとめました。

CADソフト特徴
AutoCAD業界シェア率の高いCAD2D,3Dにも対応
建築設計だけでなく土木・設備など幅広い業種で使われている
Jw_cad無料で使えるCAD
建築士によって開発された二次元の汎用CAD
VectorWorks2D,3Dでパース作成も可能なCAD
デザイン性の高い建物を手がける設計事務所や内装デザイン会社などで使われている
RevitBIMに特化している3DCAD
建築設計・構造図作成にも使われている
T-fas建築設備向けの2D,3DCAD
電気設備・空調換気設備系の業種で使われている

使えるCADソフトが多いことでオペレーターとして対応できる業務も広がり、時給アップの交渉材料にも活用できます。

資格を取得する

CADオペレーターになるのに資格は必要ありませんが、時給アップを目指すなら仕事への熱量を伝えるためにも、資格取得もわかりやすい方法としておすすめです。

CAD関連の資格には、主に以下の種類があります。

CADの主な資格
  • CAD利用技術者試験
  • 建築CAD検定試験

しかし、建築系ではCAD専門の資格というよりは、インテリアコーディネーターや二級建築士など建築そのものに関わる資格の方が重宝されやすい傾向にあります。

もし余裕があれば、建築系の資格取得をおすすめします!

建築CADオペ|コハク
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二級建築士を受験するには受験資格を満たす必要がありますが、インテリアコーディネーターには受験資格の制限がないため、資格取得を目指すのも1つの方法です。

CADの資格は、採用時にあまり重視されないという噂もありますが、本当のところはどうなのか気になる方は以下の記事をご覧ください。

CADの資格は意味ない?取るか悩んだときの判断基準を現役CADオペが解説
CADの資格は意味ない?取るか悩んだときの判断基準を現役CADオペが解説

コミュニケーション能力を高める

CADオペレーターの技術以外にも、コミュニケーション能力を高めることで時給アップが見込めます。

コミュニケーション能力があると、円滑に仕事を進められる人材として人材育成やマネジメントを任される可能性が高いためです。

コミュニケーション能力は、設計士や施工管理者、他のCADオペレーターと職場でうまくやっていくためにも身につけておくことをおすすめします。

時給アップの交渉をする

同じ職場でCADオペレーターとして継続勤務しているなら、時給アップの交渉をしてみるのも方法の1つです。

アルバイトやパートの場合は、面談などは行われないケースが多いかもしれませんが、派遣社員であれば、定期的に契約更新をするため面接があります。

そのため、派遣会社の担当者との面談のタイミングで、時給アップについて聞いてみましょう。時給アップの交渉をするときには、具体的な金額を提示するのがおすすめです。

一般的には50円〜100円ほどの時給アップが相場です

CADオペレーターとしての技量以外にも、勤務態度や先述したコミュニケーション能力も、時給アップの交渉材料になり得るため、しっかりアピールしていきましょう。

時給が高い職場に転職する

CADオペレーターとして働く中で、今の職場で時給アップが見込めない場合には、時給が高い職場への転職も検討しましょう。似たような業務内容でも、職場が変われば時給が上がる可能性があります。

自分の希望する勤務条件と時給を照らし合わせて、今より時給が高い職場がないか転職先を探してみましょう。

自分で時給交渉するのが難しいと思った場合は、転職エージェントを利用するのも方法の1つ

転職エージェントのコンサルタントが、あなたに代わって採用担当者と、時給や待遇の交渉を行ってくれることがあります。

その場合は、あなたのCADの実績や建築の知識や技術をアピールしたり、周囲のCADの求人情報を引き合いに出して交渉材料に使うのもよいでしょう。

まとめ

CADオペレーターは雇用形態の幅が広い職業で、設計図の修正などのサポートだけを行うのか、設計図を一から作成できるのかなど、経験や技量でも時給は変わります。

アルバイトやパートでCADオペレーターをしている方は、派遣社員や正社員に転職することで年収アップが見込めます。

また、CADオペレーターとしての技術を高めたり、資格を取得したりすることで、時給アップする見込みがあります。

建築業界の転職に成功するなら、建築転職がおすすめです。

転職エージェントは、履歴書の書き方や面接のサポートもしてくれます。転職サイトを活用して、希望にあったCADオペレーターへの転職を成功させましょう。

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about me
コハク
コハク
フリーランス建築CADオペ
ハウスメーカーの建築士→設備設計補助→建築CADオペレーターとして独立。 働き方を模索する中で、たくさん悩んで行動したことが今の仕事にもつながっています。後輩の転職相談に乗った経験も多数あります。
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