建築士が転職するタイミングは？自分なりの時期の見極め方！

建築男子

転職したいけど、どのタイミングがいいのかな？

建築女子

転職を始める時期によって、求人の数が変わるって本当？

転職は人生の大きな転機になる出来事ですから、失敗は避けたいものですね。

建築士が転職するなら建築業界ならではの求人が多い時期があるため、ベストなタイミングを見極めることが重要です。

しかし、自分の転職のタイミングを決めるのはそう簡単ではありません。

そこで記事では、建築士の方に向けて転職のタイミングや時期の決め方を解説します。

自分にあったベストタイミングを見極めて、転職を成功させましょう。

建築士が転職するなら、転職サイト建築転職で求人情報をチェックするのがおすすめです。

これまでの経歴から、自分にあった非公開情報を紹介してくれます。まずは無料登録して、どんな求人情報があるかを確認してみてはいかがでしょうか。

カンタン無料登録

建築転職(公式)

建築士が転職するタイミング・時期

中途採用の場合、1年を通して様々な企業が求人を出しているため、いつ転職活動を開始しても違いはないように思えます。

ですが、実際には求人の多い時期と少ない時期に分かれており、時期を見極めることはとても重要です。

一般的に経験者であれば2～3月・8～9月が良い時期で、未経験者であれば6～7月が良い時期とされています。

なぜ経験者と未経験者で転職に適した時期が違うのか、理由を詳しく見ていきましょう。

経験者は2〜3月・8～9月

建築業界での実務経験があるのなら、2〜3月、もしくは8～9月がおすすめです。

この時期は新しいプロジェクトが動き出したり、人材不足を補うために中途採用を行う企業が増える傾向にあります。

多くの企業が即戦力を求めているため、経験やスキルがあるなら大きなチャンスといえます。

一方で、求人数が増える時期なので転職希望者の数も増えます。

競争率は高くなりますが、即戦力が求められるため経験者にとっては大きなチャンスです。

自身のスキル・経験をしっかりとアピールできるように入念な準備を重ねましょう。

未経験者は6月・7月

業界未経験者の場合は6月・7月が転職に適した時期といえます。

この時期は2〜3月・8～9月と比較して求人の数が少ない時期です。

求人が少ないため転職希望者も少なく、競争率はそれほど高くありません。

また、この時期は採用を急ぐのではなく、じっくりと先を見据えて人材を確保したいと考える企業が多いので未経験者であっても採用される可能性が生まれます。

さらに、建築業界は4～6月が閑散期にあたり、仕事が落ち着いた状態の企業が増える特徴があります。

建築士への転職を考えているなら春から夏にかけても良い時期といえるでしょう。

建築士が転職を決めるタイミング

建築士はどのタイミングで転職活動を開始するのが良いのでしょうか。

主なタイミングとしては以下の5つが挙げられます。

それぞれ、具体的にどういったタイミングなのか、詳しく解説します。

担当している物件が終わったとき

転職をするのは担当している物件が終わってからにしましょう。

もし既に着工している現場があるのであれば、竣工してから転職するのがベストなタイミングです。

担当物件がある状態だと、自身も仕事で忙しく、転職活動にもあまり集中できません。

転職を急ぎたい気持ちもあるかもしれませんが、まずは担当物件が終わるのを待つのがおすすめです。

また、退職時には引き継ぎ作業もあり、すぐに今の仕事を辞められるとは限りません。

物件が終わるタイミングや、引き継ぎにかかる時間などを事前に想定しておき、早い段階で退職したい旨を会社に伝えることも大切です。

実績を積んだとき

建築士としてある程度の実績を積んだときも転職に適したタイミングです。

建築士をはじめとして建築業界で働いている人が転職する場合、これまでの実績が重視されます。

どのような建物を設計し、現場で指揮・監督をしてきたのか、自身の仕事ぶりが重要になってくるといえるでしょう。

そのため、転職活動時にアピールできる実績がないと、採用される可能性も低くなってしまいます。

もしまだ建築士としてのキャリアが浅く十分な実績がないなら、まずは今の会社で実績作りに励むのも1つの選択肢です。

自身のこれまでの実績もよく考慮し、具体的な転職タイミングを決めましょう。

資格を取得したとき

建築士として働くうえで役立つ資格を取得したときも転職を決めるタイミングです。

転職後も建築業界で建築士として働くのであれば、二級建築士や一級建築士の資格を取得していると転職時に大きな武器となります。

資格を持っていることで自身の知識をわかりやすく相手に伝えられます。

資格取得を目指して学習に励んだ意欲の高さもアピールできますし、転職の成功率を上げるために重要です。

転職後に必要な資格を取得すればよいという考え方もありますが、万全を期すなら転職活動を始める前に役立つ資格を取得しておきましょう。

ライフイベントに変化があったとき

大きなライフイベントが起きた時も転職のタイミングとして挙げられます。

結婚やパートナーの妊娠などで自身の生活スタイルが変化すると、仕事への接し方ややり方も変化することがあるためです。

例えば、「結婚してパートナーと家事や育児を分担して行うため、残業の少ない会社で働きたい」場合や、「子どもの進学で経済的負担が増えるため、より給与の高い会社に転職したい」場合など、ライフイベントによって仕事に対しての考え方も変わります。

自身の生活スタイルにあわせて、より理想的な環境で働くためにも転職は良い方法です。

昇進が見込めないとき

今の会社ではこれ以上の昇進が見込めない場合も、転職を考える良いタイミングです。

特に規模の大きな会社で働いていると社員の数も多いため、昇進するにしても「順番待ち」のような状態になり、いつまで経っても昇進できないことが出てきます。

昇進できなければ収入も増えないため、経済的な不満も感じるようになるでしょう。

しかし、転職して別の会社で働けば昇進のチャンスも巡ってくるかもしれません。

もし今の会社で昇進が期待できず将来に不安を感じているのなら、転職によって新たな環境に移り、そこでポジションアップを目指してみるのもおすすめです。

カンタン無料登録

建築転職(公式)

建築士が転職を考え直したほうがよいタイミング

転職を考え直すべきタイミングとしては、ネガティブなことが原因で転職を考えていたり、明確な理由がないまま、なんとなく転職したいと感じている時などが挙げられます。

このような理由で転職した場合、転職先でも同じ状況になる可能性があります。これでは転職をした意味がありません。

また、転職理由が明確になっていないと、採用面接時に転職を考えたきっかけや志望動機を聞かれた際、上手く答えられなくなってしまいます。

ネガティブな理由で今の仕事を辞めたい時、なんとなく転職したいと感じている時はいったん冷静になり、本当に転職するのがベストな選択なのかを考えてみましょう。

建築士が転職のタイミングを決めるときのポイント

転職は人生でそう何度も経験するものではないため、コツや動き方がわからず不安を感じる方も少なくありません。建築士の方が転職するにあたり、意識したいポイントがこちらです。

以上3つのポイントを押さえると、転職活動をスムーズに行えるようになります。

では1つ1つのポイントについて、より詳しく見ていきましょう。

転職の見通しを立てる

転職活動を開始して、実際に新しい職場で働き始めるまでにどのくらいの期間が必要になりそうか、事前に見通しを立てておきましょう。

見通しを立てておくことで今の職場に退職を伝えるタイミングや、引き継ぎ業務のスケジュール、残っている有給の消化などがスムーズに進められます。

一般的に転職活動は3ヶ月ほどかかると言われます。求人状況などによっては4ヶ月、5ヶ月と、さらに時間がかかる可能性もあります。

事前にある程度の見通しを立てておき、精神的に余裕を持って転職活動を行えるように準備をしておきましょう。

入社するまで次の会社が待てる時期を理解しておく

実際に転職が決まった際、新しい会社が入社するまで待ってくれる期間についても理解しておきましょう。

どのくらいの猶予期間があるのかを知っておくと、転職の準備や現在の職場での仕事にも集中して取り組めます。

建築士の転職のように建築業界から建築業界へと移る場合、転職先も建築業界であれば、入社まで2～3ヶ月は待ってくれることも少なくありません。

建築士は着工している物件が終わるまでは仕事を辞めづらいものですが、こうした事情を汲んでくれる企業が大半です。

そのため、内定をもらった後もしばらくは時間的に余裕を持つことができ、入社を焦る必要はありません。

今の職場への退職の意思は早めに伝える

就業規則でいつまでに退職の意思を伝えるべきか定められていることもありますので、事前に就業規則を確認することも大切です。

退職の報告が遅くなればなるほど職場に迷惑をかけてしまいます。

一般的に退職の意思は1ヶ月～1ヶ月半前には伝えたほうがよいとされています。遅くてもこのくらいの時期には退職する旨を職場に報告しましょう。

ただし、建築士の場合、担当している物件やプロジェクトの進行状況なども考慮しなければなりません。

会社としては、引き継ぎや次の人材の育成にも時間がかかります。

できれば2ヶ月から3ヶ月前には退職することを伝えるのが理想です。

まとめ

建築士が転職するなら時期やタイミングはいつがいいのかを見てきました。

転職を成功させやすい時期を見極めながら、自身の生活スタイルの変化なども考慮してタイミングを判断しましょう。

本当に転職すべきかじっくり考えることも大切です。

建築士が転職するなら、転職サイト建築転職で求人情報をみてみてください。

建築設計や施工管理の求人情報が多数あります。自分にあった働き方を探すためにも、建築転職のコンサルタントに、今の状況を相談してみてはいかがでしょうか。

理想の働き方への第一歩を踏み出してみませんか。

カンタン無料登録

建築転職(公式)

コハク

フリーランス建築CADオペ

ハウスメーカーの建築士→設備設計補助→建築CADオペレーターとして独立。 働き方を模索する中で、たくさん悩んで行動したことが今の仕事にもつながっています。後輩の転職相談に乗った経験も多数あります。