CADオペレーターはおばさんでも働ける!長く続けるコツを現役が解説
CADオペレーターっておばさんになっても続けられる仕事なの?
妊娠出産、子育てを経ながら、何十年も働いていけるのかな?
CADオペレーターとして働く中で、いつまで仕事を続けるか悩むことはありませんか。
できる限り続けたいけれど、歳をとったときのことが想像がつかず不安に思う人も多いかもしれません。
結論から言うと、おばさんになってもCADオペレーターの仕事は続けられます!!
けれど、どこでどう働くのかイメージできないと不安が払拭できませんよね。
そこで今回は、建築業界で長年働く現役の建築CADオペレーターが、年齢に関係なく働き続けるためのコツを解説します。
※この記事では、40代・50代の女性をおばさんとしています。
- 加齢とともにCADオペレーターが抱える悩みの解決策
- CADオペレーターが年齢を考えたときに選ぶべき職場
- CADオペレーターが長く働き続けるためのコツ
CADオペレーターはおばさんでも続けられる仕事!
CADオペレーターは、自分次第で年齢に関係なく働き続けられる仕事です。
近年では、「エルダー歓迎」と書かれたCADオペレーターの求人も多く、経験豊富な40代・50代の中途採用を行う企業も増えてきています。
また、CADオペレーターは、自分次第でフリーランスにもなれる職業です。
特に、建築設計の知識も図面作成の経験も豊富なCADオペレーターは、いくつになっても需要があることがわかります。
内閣府の「高齢社会白書」によると、60代の女性で働いている割合は60〜64歳でおよそ60%です。
この数字をみると、40代・50代なんて、まだまだ序の口なのかもしれません。
私の知り合いの設計事務所の60代のCADオペレーターさんは、現役で施工図を描いていますよ!
建築の知識も豊富で、尊敬する働く女性の1人です。
とはいえ、『ただ言われた通りに図面を描いているだけ』のCADオペレーターだと、今後、仕事がなくなっていくリスクもあります。
そのため、働く場所を選んだり、自分のスキルや知識の幅を広げていくことは必須と言えるでしょう。
おばさんがCADオペレーターを続けるときによくある悩み
年齢を重ねてきたときに、CADオペレーターが持つ悩みには、主に以下の3つがあります。
- 集中力や視力が耐えられるか
- スキルについていけるか
- ワークライフバランスは保てるか
1つずつ、見ていきましょう。
集中力・視力が耐えられるか
CADオペレーターとして働き続けていく中で、特に40代・50代が持つ悩みの1つに体力的な負担があります。
長時間座り続ける姿勢が続くと、肩こりや腰痛、目の疲れ、老眼を感じることもあるかもしれません。
ミリ単位の作業を求められるCADオペレーターは、図面を描くのにも集中力が必要で、精神疲労も覚えます。
けれど、現場に行くよりもオフィスの中にいることの多いCADオペレーターは、体力的には楽な仕事です。
ただ、集中力や視力の衰えからくる細かなミスを防ぐ必要があるため、道具を使ってカバーするのは必須と言えます。
ちなみに、老眼対策にはこのルーペがおすすめです。
A1など大きな図面も置いたまま拡大できて、手元でライトをつけられるルーペです。
私も老眼が始まってるので、ルーペをフル活用しています!
スキルについていけるか
CADオペレーターとして40代・50代が働き続ける中で、スキルについていけるかどうかはよくある悩みの1つです。
特に、若い世代と比べて新しいCADソフトやITツールに対応できるか不安を感じることもあるかもしれません。
近年では、建築業界でもDX化が進み、施工管理や設計向けのWebアプリやBIMソフトを導入する企業も増えています。
私の取引先の企業も、一気にITツールの導入に踏み切りました。
けれど、これまでCADオペレーターとして働いてきた方であれば、PC作業には慣れているはずです!
新しいツールやCADを導入することになっても、苦手意識を持たなければうまくいきます。
CADの仕事を続けてきたことに自信を持って、自己研鑽を積んでいきましょう!
ワークライフバランスは保てるか
40代・50代の女性の中には、仕事はCADオペレーター、プライベートでは子育て中という方も多いかもしれません。
CADオペレーターの仕事は、図面の締切間近で残業が続く!なんてこともあります。
保育園児や小学生がいれば、もう少し子どもと過ごす時間を増やしたいと思う人もいるかもしれません。
また、子どもの発熱などで、急に仕事を休む必要があるときには、職場で肩身の狭い思いをすることもあります。実際に、私もそうでした。
しかし、最近ではリモートワークやフレックスタイム制度を取り入れる企業も増えています。
働き方に不安を覚えたときには、転職するのも方法の1つです。
そして、CADオペレーターはフリーランスとして働くこともできる仕事です。
自分で自由に働く時間を決めたい方には、フリーランスをおすすめします!
CADオペレーターがおばさんになったときの職場の選択肢3つ
CADオペレーターがおばさんになったときの働き方の選択肢としては、以下の3つがあります。
- CADオペレーターとして転職する
- フリーランスになる
- 別の業種に転職する
それぞれ、詳しく解説します。
働きやすい会社に転職する
メリット | デメリット |
これまでの経験が活かせる 求人数が多く比較的安定している 社会保障や福利厚生を受けられる | 新しいCADや建築知識を覚える必要がある 同世代が少ない職場もある |
もし、今、働きづらいと感じる理由が会社の環境にあるなら、転職も1つの方法です。
建設業界でも、在宅勤務やフレックス制、リモートワークの制度が整った企業は増えています。
働きやすい職場を選ぶことが、CADオペレーターとして働き続けるためのコツです。
ただし、転職すると新しいCADや新たな分野の知識を覚える必要があることは理解しておかなければなりません。
希望にあった職場をみつけるには、たくさんの案件に目を通すことが大切です!
CADオペレーターが働きやすい職場を探すなら、以下の2つのサイトに登録して、数多くの募集案件をみてみください。
フリーランスになる
メリット | デメリット |
場所や時間に縛られずに働ける 自分のペースで仕事を選べる 他の仕事と掛け持ちできる | 収入が安定しづらい 自己管理が求められる 社会保障などのサポートが少ない |
CADオペレーターが40代・50代になったときの働き方として、フリーランスになるのも方法の1つです。
フリーランスは、働く時間や場所を自由に選べるため、家庭の都合や体力面にあわせた柔軟な働き方ができ、定年退職もありません。
子育てと両立しながら自宅で仕事ができるため、ワークライフバランスを重視したい人におすすめです。
一方で、会社員とは違い、収入は安定しづらく社会保障も自分で考える必要があります。
何をするにも、リスクはつきもの。
自分の力でもっと収入を増やしていきたいなら、フリーランス一択です。
別の業種に転職する
メリット | デメリット |
スキルの幅を広げられる 新たなキャリア形成ができる ワークライフバランスが取れる | CADのキャリアが途絶える 収入が減る可能性が高い |
CADオペレーターが40代・50代になったときの働き方の選択肢として、別の業種に転職する方法があります。
事務職や販売職など、道はたくさんありますが、CADオペレーターが他業種に転職するならWeb業界がおすすめです。
私は、CADの仕事と並行してWebライターもやっています。
収入の柱をいくつか持っておくとリスクを分散できますよ。
他業種のパート勤務や契約社員になると、今の収入が減ってしまうのは避けられません。
けれど、Web関連ならオンラインアシスタントやWebライター、Instagram運用など、未経験でも高収入が得られる方法が複数あります。
子育てとの両立を考えたときにも、在宅で稼げるWebのスキルを身につけておくのはおすすめです。
まずは副業からWebのスキルを身につけて、CAD以外にも仕事の幅を広げるのが得策です。
おばさんCADオペレーターが仕事を続けるための5つのコツ
CADオペレーターが年齢を経ても仕事を続けていくには、以下の5つのコツがあります。
- ポジティブなマインドを持つ
- 常に学び続ける姿勢を持つ
- 人脈を広げる
- 自分だけの強みを見つける
- 適度にリフレッシュする
ポジティブなマインドを持つ
40代・50代のCADオペレーターが仕事を続けるためには、ポジティブなマインドを持ちましょう。
職場でのコミュニケーションや図面の対応力を考えたときに、年齢を重ねていることは、大きな強みになります。
イレギュラーな案件の調整や問題を解決をするときには、ベテランの視点や冷静さが重宝されることも少なくありません。
年齢を強みに変えて、前向きに取り組みましょう。
常に学び続ける姿勢を持つ
CADオペレーターが仕事を続けるためには、常に学び続ける姿勢を持つことが大切です。
建築もCADの技術も日々進化しているのは多くのCADオペレーターが実感していることだと思います。
学び続けることで、年齢に関係なく業界内での競争力を高めることができ、転職するときにも武器になるはずです。
人脈を広げる
CADオペレーターが仕事を続けるためには、広く人脈を作ることもコツの1つです。
自分のスキルをアップデートするための、チャンスも広がります。
また、人脈は新しい仕事のチャンスを得ることにもつながります。
特に、転職やフリーランスとして活動する際には、信頼できる人々とのつながりが強力な武器になります。
職場だけでなく、建築業界以外にも仕事仲間ができると、視野が広がりますよ!
自分だけの強みを見つける
CADオペレーターが年齢を重ねながら働き続けるためのコツとして、自分だけの強みを見つけることが大切です。
特に、40代・50代になると若手と差別化できる経験やスキルがあると重宝されます。
例えば、建築設計や施工管理などの知識を深めるのがおすすめです。
人によっては、ExcelやBIMの知識が強みになることもあるかもしれませんね。
自分だけの強みを見つけて、自分の価値を高めることをぜひ考えてみてください。
適度にリフレッシュする
CADオペレーターが40代・50代になっても仕事を続けるコツは、適度にリフレッシュしながら続けることが大切です。
長時間集中していると、疲れがたまって図面のミスが増えてしまうといった経験はありませんか。
仕事中にも、休憩をこまめに取るのがポイントです。
例えば、1時間に1度は席を立ってストレッチをするだけでも、気分がリフレッシュしますよ。
また、休日には趣味や散歩など、仕事から離れる時間を積極的に持ちましょう。
自分のペースを大事にして、無理せず続けていきたいですね
CADオペレーターはおばさんになったら働き方を見直そう
40代、50代の女性でも、CADオペレーターとして活躍できます。
経験や知識は大きな強みとなり、フリーランスやリモートワークなど、働き方も多様化しています。
CADオペレーターは、年齢を重ねても、スキルアップと人脈を作っていけば、長く続けられる仕事です。
また、CADオペレーターがおばさんになったときの職場の選択肢には、以下の3つがあります。
- 働きやすい会社に転職する
- フリーランスになる
- 別の業種に転職する
それぞれにメリット・デメリットはありますが、これまでCADオペレーターとして働いてきた経験があれば、難しいことはないはずです。
フリーランスで働く道を模索してみたり、Webの仕事をするスキルを身につけてみませんか。
「おばさん」というパワーワードに負けずにいきましょう!
CADだけじゃなくスキルの幅を広げるなら、Web業界がおすすめです。
どんな仕事ができるのか探すために、skimama(スキママ)の無料相談を受けてみませんか。
skimama(スキママ)は、女性が在宅でWebのスキルを身につけるためのオンラインスクールです。
まずは副業からWeb業界の仕事を始めて、自分の可能性を探ってみてください。